STAR WARS The force awakens

Star Wars: The Force Awakens
スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観てきた。

とくに観ようと思って出掛けたわけではないのだが、映画館の近くまで来た今観ないと今後スター・ウォーズ作品を観る機会を失ってしまうのではないかという半ば脅迫観念じみた思いのもと。でも観たいとは思っていたのだ。

しかし、どうしようか迷っていた。

 

というのも、今までの過去シリーズはちゃんと観たことがないからである。

見たといえばTVのロードショーでやっているのをチラッと観たのと、あとはMAD動画くらい。

殆ど”目にした”程度。

 

それでもシリーズ作品の情報は無意識的に目や耳に入ってくるので、全く知らないわけではない。

誰が誰の父親で・・・と言ったくらいは知っているつもり。あえてそれ以上知識を得ないようにして、今作を観た感想を。

率直な感想は純粋に楽しかった。というか楽しんだ。

わからない単語、人の名前なのか立場の名前なのか判然としない感じもあり、より未来的というのか異世界というのか

そういう別世界の話に感じられたような気がする。

 

 小型戦闘機(固有名詞がわからない)同士での戦闘シーンは迫力があって興奮した。

マッドマックスやジュラシック・ワールドでは無かった、空中を自在に移動するシーンはアトラクション的でとても楽しい。

あれはTVで観ても仕方ないと思う。スクリーンのサイズで、劇場の音響で体験するからこそ味わえるもの。 

 

7作目ということもあり、疎外感があるか懸念していたのだが、意外とそんなことは無かった。

登場人物がどういった人物なのか、過去のことも含めて会話でサラッと触れてくれていたので入りやすかった。

重要そうな人物が出てきても、一見誰だかわからない。その後の会話で、あっこの2人は夫婦なのかとか、

あっこの人が息子さんなのとか、あれ、これを祖父と呼ぶの、とか。

完全には理解できていないが、そんな謎めいた感じがエヴァの謎めいた感じのようで楽しい。

いや、それとはちょっと違うかもしれないが。 

 

過去作を見ていたらわかるネタなんだろうなというところは当然ながらわからない。

場内では笑いが起きていたので、これは過去に何かあったのだろうというシーンがいくつかあった。

何故腕が赤いのか。何故その場でそんなセリフを言った時に笑いが起きたのか。それは過去作を観てみないとわからない。

 

一番わからないのは、クライマックスというか一番最後のシーン。 

レイが島に上陸して丘を登って行くと男が1人立っている。その男に、レイがライトセイバーを渡すシーンがしばらく流れた後、クレジットが流れ始める。

 

だれ?

 

どの登場人物も初めは突然現れるが、今までなら会話を通じて誰とどのような関係なのか、どんな人物なのかが理解できた。

しかし、最後の男だけは会話がない。

 

スカイウォーカーの地図を探し求め、それが完成してから向かった先でライトセイバーを受け渡すべき男と想像すれば

自ずとルーク・スカイウォーカーが候補に出てくるのだが、如何せんビジュアルを知らないためその確信が持てない。

 

顔を見てもあーとはならない。シリーズファンならすぐに分かったのだろう。たぶん。 

 

その男がルークスカイウォーカーだとしよう。

スカイウォーカーを神話だと思っていたレイは、確信を持ってその男にライトセイバーを差し出していたのだろうか。

顔も知らない、存在すら信じていなかったスカイウォーカーが目の前にいるということをどう受け止めていたのだろう。

もしかしたら半信半疑な感じだったのかもしれない。

それとも、彼女にフォースが目覚めた時にスカイウォーカーという神話的人物の存在を確信出来たのだろうか。

 

もし前者だったのだとしたら、レイのと同じような心境に立てたのは良かったのかもしれない。

ルーク・スカイウォーカーの顔を知ってしまったら、疑う余地はなくなってしまうから。

 

 

ところで、直接映画の内容には関係ないのだが、入っていたお客さんに外国の方が多かったように思う。

いつも大体映画を観るときは3列目に座るのだが、今作は続編でもあるのでちょっと控えめに4列目にした。

いきなり今作から入って内容を追いきれるのかどうか不安だったからだが、今思えば別に1列くらいでは距離はそんなに変わらないし

むしろ3列目でよかったのではと思っている。

そんな前の席で前後の列にいたお客さんは外国の方で、前からも後ろからも終始英語が飛び交っていた。

 

マッドマックスではそんなことは無かったので、とても新鮮だった。さすが人気超大作の洋画といったところか。

劇場の雰囲気も含めて、良い映画体験でした。


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生まれた時からあって、何の疑問もなく暮らしてきた家。

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