THE EMPIRE OF CORPSES

屍者の帝国ポスター
屍者の帝国

映画「屍者の帝国」 監督:牧原亮太郎

 

10月2日に公開し、22日には終了してしまうということで

これもちょっと気にはなっていたのだが、劇場ではもう観れなくなってしまうと思い、

ちょっと遠くの映画館まで観に行くことにした。


この作品については何の知識もない。

 

事前に調べて知ったことは、原作者である伊藤計劃がこの作品については書き上げておらず、

途中からは円城塔が引き継ぎ、小説を完成させたこと。

 

シャーロック・ホームズの友人、ジョン・H・ワトソンが出てくることの2つくらい。

原作者の作品については一切読んだことがない。

しかし、名前は書店で何度か目にしていた。随分と宣伝されていたから、目についたのだと思う。

伊藤計劃  初めて見た時、名前を読めなかった。


映画は、原作と違うところが幾つもあったようだ。

読んでいないからどこがとはいえないが、いろいろなレビューを読んでいるとどうもそうらしい。


この映画、単純にワトソンが出ていたからだけで興味を惹かれ観に行ったのだが、

割と好きな作品だった。


スチームパンクな世界観。

シャーロック・ホームズより数年前の時代。

21グラムの魂。


屍体が街で働いている世界が良いとはとても思えないが。


映画の中でちょっと残念なこともないこともない。

途中で緑色の粒子や、結晶のようなものが出てくる。


ファンタジ系のゲームにもよくある現象で、どれくらいの人がコレを感じているのかわからないが、

急に世界観が崩れてしまう感じがするのだ。

緻密に組み上げられた世界にそれまで没入していたのに、そこで急にその世界に入れなくなる。

この時点でちょっと覚めてしまう。



後から原作を読もうとも思っているのだが、ちょっとついていけるかどうか不安だ。

学生の頃に分厚い上下巻のSFの小説を読んだことがあるのだが、あまり頭に入ってこなかったのだ。

SF作品については、その頃から比べれば触れてきたつもりだが、これについてはどうだろう。

 


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思考と実験の場

生まれた時からあって、何の疑問もなく暮らしてきた家。

家、生活、暮らし。ごく当たり前だったものを、住環境が変わったことで改めて考えるキッカケができました。

今までと同じ暮らし方をしていたら、そのまま過ごしていたと思います。

生活の中心となる家。暮らすとはどういうことなのか。生きること、その哲学とは。